7月11日「雀友・温故知新塾」

左から五十嵐代表、MCを務める雀友倶楽部の森合店長

 秋葉原の雀友倶楽部で開催された「温故知新塾」に行ってきた。この講座は日本プロ麻雀協会の五十嵐毅代表が、アルシアル、ブー麻雀、101(イチマルイチ)と、現在広く親しまれているリーチ麻雀以外のルールをそれぞれ2回に分けて講義したもので、筆者は第8回の国際公式ルール(中国麻将)実戦編に参加したのだ。

 講義+実戦(半荘戦※本来は1荘戦)を2セット行うのだが、印象に残った講義内容を紹介してみよう。

 中国麻将には役が81もある。当然日本ルールにはない役があるのだが、その代表的なものの1つが「三色三歩高」(サンスォーサンプーガオ)だ。出来やすい6枚役で

 三萬四萬五萬四筒五筒六筒五索六索七索

のように三色を使い、かつメンツの構成が1つずつずれなくてはならないという役である。

 

 五十嵐代表は三色同順と三色三歩高の上手い両天秤のかけ方を教えてくれた。

 四萬五萬四筒五筒五索六索

とターツがある場合、どう仕掛け出しするのが良いのだろうか?

 「~早い巡目で三萬三筒をチーするのはお薦めしません」とテキストにはある。

 四筒五筒五索六索  三萬横四萬五萬

 「これでは後の受け入れが六筒七索に限定されます。」

 なるほど、三色がかなり遠くなる。

 「六筒六萬のチーならば」

 四萬五萬五索六索  六筒横四筒五筒

 四筒五筒五索六索  六萬横四萬五萬

 となり、456の三色以外に、

 三萬四萬五萬五索六索七索  六筒横四筒五筒

 三筒四筒五筒五索六索七索  六萬横四萬五萬

の三色三歩高のアガリも見込めるという寸法だ。

 

 温故知新塾は8回を持って一応終了したが、次回のクールの開催に期待したい。

 また、五十嵐代表は打上げの席で「若手はもっとリーチ麻雀以外も打つべきだ。強制的にやらせたいぐらい・・・」と発言。

 

 では中国麻将を打つ機会を設けましょうということになり、鋭意相談中なので、決まったら本稿その他で発表するつもりである。