令和生まれの清純派、逢川恵夢の「キョウギWidow」第3回「麻雀の勉強法」

逢川恵夢のキョウギWidow

 みなさまこんにちは。日本プロ麻雀協会の逢川 恵夢(あいかわ めぐむ)ですm(_ _)m

 

 さて、今回はここ数年でよく聞かれる質問ナンバーワンの「麻雀の勉強法」について書いていきたいと思います。

 というのもですね、最近本当によく「どうやって麻雀の勉強してるの?」って聞かれるんですよ。なのでプロになりたての頃~最近の勉強法まで詳しく書いてみようかと思います!

 

 まず、昔と今も変わらない勉強法と言えば、やはり「麻雀を打つこと」。

 当然といえば当然なのですが、おろそかにしてはいけないところだと思います。

 麻雀を打つということに関して変わったことといえば、昔は量をたくさん打つ! とにかく打つ! 反射で打てるようになる! を目標に打ってました。

 

 最近は量より質といいますか、打ち方がかなり変わりました。

 基本は接客をしながらなので時間が使えず、雑になってしまうことも多いのですが、打牌や鳴くor鳴かない、押すorおりるといった選択に対して「今のは少し雑だったな」と反省しながら打つことが多いです。

 

 あとよく聞かれるのですが、勉強会セットや対局への調整セットは全くと言っていいほどしません。そういうこだわりがあるというわけではないでのすが、人付き合いがとてもとても苦手です。。(笑)

 先生は厳選がオススメ

 最初の頃はいくつか麻雀の勉強会(手を開けながら麻雀を打ち、疑問に思った時には何故それを切るのかなどを質問したり、討論したり等)も参加していましたが、ここしばらくは出ていません。

 私は元々関西から対局のために関東に通っていて、よく参加していた勉強会の曜日が週の真ん中になってしまい、足が遠くなってしまいました。

 

 勉強会に参加するにあたり、特に自分の麻雀の形がしっかりしていない間は「迷ったらこの人の言うことを聞こう」と思える人を厳選しておいた方がいいと思います。自分の打ちたい麻雀に近い人であればあるほどいいと思います。

 そうでないと、たくさんの人が参加する勉強会ではたくさんの意見が飛び交い、強い人同士でも意見が割れたりします。

 何を切るかもそうですが、押すのか降りるのかでさえも意見が違ったりします。

 なんど「いやだから結局どっちが正解なんや……」と思ったのか分からないくらいです。

 

 自分の打ちたい麻雀を打っている人が仲のいい人にいなかったり、誰の言うことを聞けばいいのかよく分からない場合、勉強会では講師役の人がいることが多いのでその人の言うことを聞きましょう。

 

 勉強会ほどではなくとも、教えてもらう人(いわゆる師匠)がたくさんいると、みんな言うことが違っていて結局どうすれば良いのかわからないという事が起きます。

 麻雀を勉強するにあたり、特に最初は1つの自分の基準や方針が決まるまでは、あまりたくさんの意見を聞きすぎないことをおすすめします。

 

 今では守備、攻撃、打点、門前派に仕掛け多用派、バランス型とバラエティ豊富な師匠を持ち、それぞれの意見を戦わせては自分の打ち方に適した意見を採用している逢川さんも、かつては似たような方向性の師匠が2、3人でした。

 私が麻雀の上達において特に恵まれていたのは、分からないことや納得のいかないこと、細かいことまでいちいち聞いてしまう逢川の質問ラッシュに、全て丁寧に答えてくれる師匠がいたことですね。

 

 めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、麻雀の上達において教えてもらう人の大切さを分かっていただけたかと思います。

 競技麻雀に興味があり、麻雀が強くなりたいという方に届きますように(。>人<)

 

 最近では麻雀プロやネトマで有名な人達の勉強会、牌譜検討などもあるので、興味のある方は参加してみると世界が広がるかもしれません。

 麻雀本のイチオシはこれ

 麻雀の勉強をし始めたばかりで1人でできる麻雀の勉強法といえば、麻雀本をたくさん読みました。

 初めてちゃんと読んだ麻雀本は、とつげき東北さんの「おしえて! 科学する麻雀」でした。

 雀荘で働いてから麻雀のルールを覚えた私にこの本をおすすめしてくれたスタッフには感謝しています。

 ちなみに2冊目はおしえてじゃない方の「科学する麻雀」でした。「おしえて!」の方でも少し思いましたが、さすがに初心者向けじゃなさすぎておすすめした人のセンスを疑いました(笑)

 数字が嫌いな人は読まない方が無難な一品となっておりますが、初心者の女の子にこれをおすすめしたという狂気を知ってもらいたいので、無印の初代「科学する麻雀」を見かけたらぜひ読んでみてください。

 

 他にも読んだ本やおすすめの本もたくさんあるのですが、特に印象的だった&自分の麻雀観の根幹と言っても過言では無いと思ったので、紹介させていただきました。

 他にも動画を観たり、ネット麻雀を打って動画を投稿したり、最近では全く違う勉強法だったりとあるのですが書ききれないので、次回また書いて行きたいと思います!

 

 今回の内容は「麻雀の勉強法」サブタイトルを付けるなら、~こうやって私は麻雀が強くなった~でしょうか(笑)

 

 麻雀についての知識が浅いうちから質のいい勉強をしていると、そこそこ勝てるようになるまではあっという間です。

 実際、プロとして活動開始から1ヶ月で新人王となりましたが、麻雀を教えてくれていた人たちはあまり驚きませんでした。

 

 次回は昔と比べ、麻雀の勉強法がどう変わったのかをメインに書いていきたいと思います。

 

 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 来月もおたのしみにっ(・ω<)-☆