本年度より、実際の対局牌譜を例題にして、
何を理由に、どんな打牌を選択したかを
検討しています。
今回は、2003年度ミューカップイン東京決勝戦の牌譜より
小林ツアーの打ち筋を例題にします。
ミューカップイン東京の連覇をかけた小林ツアー(現認定プロ)が
トータルトップでむかえた決勝戦、先行したものの
須藤泰久選手の猛攻にあい、オーラスではついにトータルで4.1P
逆転を許してしまった絶体絶命の状況です。
そこで手にした配牌が、
ドラドラもないバラバラの手牌でした。
しかし、最後まで諦めない小林ツアーはこの手牌を
丁寧に打ち回してあがりきり
見事、再逆転を果たします。
それでは、10巡目の牌姿をみてください。
図 ドラ
ツモ丁寧に打ち進め、あのバラバラの手牌が
好形とはいい難いもののイーシャンテンにたどりつきました。
条件を満たすため、できればドラを2枚使い切りたいところに、
をツモってきました。
ここまでの捨て牌は以下の通り。
東家 | ↓ | ↓ | ↓ | |||||||
須藤 泰久 38300 |
||||||||||
南家 | ↓ | |||||||||
小林 剛 26900 |
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西家 | ↓ | ↓ | ↓ | |||||||
寺本 喜一 36900 |
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北家 | ↓ | |||||||||
二見 大輔 17900 |
それでは、今週の問題です。
以上の状況下から、小林ツアーがが選んだ打牌を推理してください。
(回答は次のページ)