百三十二回目 手役を確保する打ち方 ☆イーシャンテンの構え方・その6(実戦編)☆

今回は、2003年度ビッグワンカップ決勝戦・2回銭の牌譜より山本ツアーの打ち筋を例題にします。

ミューカップの集大成であるビッグワンカップ。

半荘4回戦での勝負となる決勝戦。

1回戦でラスを引かされた山本ツアー続く2回戦、起親で迎えた東1局。

そこで手にした配牌が、

三萬五萬六萬七萬四筒五筒六筒一索二索二索三索五索西中 ドラ五萬

すでに3メンツが出来ている好配牌。

第一打を西とし、2巡目ツモ七索→打中 ここでツモ切りがしばらく続いた後の6巡目にドラの五萬をツモってきて以下のイーシャンテンの牌姿となった。

図 ドラ五萬

三萬五萬六萬七萬四筒五筒六筒一索二索二索三索五索七索 ツモ五萬

ドラツモは嬉しいものの、手牌の進行は分岐点を迎えた。

テンパイチャンスを優先するか、手役を確定させるべきか。

ここまでの捨て牌は以下の通り。

東家  
山本 裕司
30000
西中白北北
南家  
原 浩明
30000
一筒八索七筒一索九筒
西家    
井出 洋介
30000
發二萬六索東七筒
北家    
石原 真人
30000
二筒西白南一筒

それでは、今週の問題です。
以上の状況下から、山本ツアーが選んだ打牌とその理由を考えてください。