序盤、とくに1~4巡目あたりまでにツモってきた牌は、その局の行く末を暗示してくれることが多いようです。
それは何気なくツモ切りしている字牌についても同様で、そこで何かを感じとれる打ち手とそうでない打ち手とでは、天と地ほどの力の差があります。
翻牌のション牌を1~4巡目くらいまでに捨ててくる打ち手は要注意です。
手が早いために数牌の伸びを確かめたいという心理が働き、ポンされても十分間に合う形になっているのが一般的です。
ひと昔まえまでの打ち手には、そのスピード感を敵に悟らせないという若干手狭にはなるものの、意識的にション牌の切り出しを遅らせる技術がありました。
もちろんそれは全自動卓になる前の古き良き時代の話であって、現代では風化した戦略となっています。
そしてもうひとつのション牌切り出しパターンとして、バラバラの配牌時に他家の安アガりを期待して鳴かせにいく打ち方があります。
図は理事長の手牌です。さて何を切る?
東2局 北家 2巡目 ドラ
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